(1) 溶接労働衛生の主な研究対象は溶融溶接であり、その中で最も労働衛生上の問題が大きいのはオープンアーク溶接であり、最も問題が少ないのはサブマージアーク溶接とエレクトロスラグ溶接である。 (2) シールド電極手動アーク溶接、カーボンアークガウジングおよび CO2 ガスシールド溶接の主な有害要因は、溶接プロセス中に発生するヒューム、つまり溶接ヒュームです。特に電極ハンドアーク溶接。また、カーボンアークガウジングは、狭い作業空間(ボイラー、キャビン、気密容器、パイプライン等)で長時間溶接作業を行う場合や、衛生保護が不十分な場合には、呼吸器系等に害を及ぼす溶接じん肺を引き起こす。 (3) ガス溶接やプラズマアーク溶接において有毒ガスは主な有害因子であり、濃度が比較的高いと中毒症状を引き起こします。その中にはオゾンや窒素酸化物も含まれており、これらは空気中の酸素と窒素に作用するアークの高温放射によって生成されます。 (4) アーク放射はすべてのオープン アーク溶接に共通の有害要因であり、その結果生じる電気光学眼疾患はオープン アーク溶接の特殊な職業病です。アーク放射は皮膚を損傷し、溶接工を皮膚炎、紅斑、小さな水疱などの皮膚疾患にさらす可能性もあります。また、綿の繊維も傷んでしまいます。 (5) アルゴンタングステンアーク溶接およびプラズマアーク溶接の場合、溶接機にはアークの開始を補助する高周波発振器が装備されているため、特に高周波発振器を長時間使用する溶接機(一部の工場製アルゴンアーク溶接機など)には有害な要因である高周波電磁界が存在します。高周波電磁場は、溶接工に神経系や血液系の病気を引き起こす可能性があります。トリウムタングステン棒電極を使用しているため、トリウムは放射性物質であるため、放射線の有害因子(α線、β線、γ線)が存在しており、トリウムタングステン棒を保管し研磨する研削盤の周囲では放射能障害を引き起こす可能性があります。 (6) プラズマアーク溶接、溶射、切断時には強い騒音が発生し、保護が不十分な場合には溶接工の聴神経を損傷する恐れがあります。 (7) 非鉄金属のガス溶接における主な有害要因は、溶融金属が空気中で蒸発して生成する酸化粉塵とフラックスから発生する有毒ガスです。